きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

どこで勉強していますか?


毎日の勉強ってどこでしていますか?

勉強部屋?自分の勉強机?

お家によっていろいろなパターンがあると思いますが、低学年のころに自分の部屋で勉強しなさいと言っても無理でしょう。

では、どこで?

一番いいのはお家の人がいる部屋の見えるところ。

ダイニングの食卓のテーブルでも、リビングの机でもいいのです。大事なのは見てあげられること。(あまり姿勢が悪くなるのは考えものですが。)

では、机はいらないのでしょうか?本当はあったほうがいいでしょう。その部屋に自分の机が置けるならベストです。そうするとそこでする習慣もつき、姿も見られますし、確認も楽だから。

いつもいる部屋に机でなくても(ラックなどでもいい)、自分の物を置く場所がいります。とにかくランドセルや学校で使うもの、お家で勉強するときにいる文具などを置いておく場所を作らなくてはいけません。自分で整理整頓しなさい!忘れ物がないように用意しなさい!と言っても家中に物がばらばらにあったのでは無理です。

お家に持って帰ると物がなくなる子がいますが、学校でも物をなくしやすく、失くしても平気な子が多いです。つまり、物を大事にしないし、整理整頓するのが下手になってしまっているように思います。

低学年にとって机は(机の代わりになるところは)自分の道具をきちんと整理整頓することを学ぶ場所なのです。その机が2階にあれば、親のほうが時間割の確認などしにくく不便ですよね。

また、勉強するということを学ぶ時期である小学校低学年では、やはり目の届くところで声をかけながら勉強できるのが一番いいと思います。といっても見張っている必要はありません。ずーっとついているのは反対に自立を妨げますから、感じていられる距離で自分の仕事(家事)をしているのが理想です。お仕事から帰ってきてばたばた忙しく夕飯の支度をしているとき、近くで勉強していたらチラチラ見られますよね。それくらいのほうがいいのです。食事のあとででも、宿題ができていることをきちんと確認してあげてください。誉め言葉もかけてあげたら最高にやる気が増すと思いますよ。

勉強は習慣づけが大事です!

自分の家庭の生活の中で、どこでいつ子どもとかかわれるのか、家庭での生活習慣を無理なく作っていくことが、子育を無理なく楽しめる方法かもしれません。

高学年以上になれば、自分だけでも勉強ができるようになりますし、時間的にも家族と合わなくなってきたりしますから、離れて勉強するようになるでしょう。それまでに自分で勉強できるよう習慣を身につけさせたいものです。

*姫路城改修工事