きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

今日も元気で学校にいっていますか?  その1


「学校に行きたくない」どうする???

ゴールデンウィークが終わり戻ってきた日常。「やった!友だちと遊べる。」と元気に学校に行っていますか?

「学校に行くのがいや」とか、朝になったらぐずるなんて子 いませんか?

大人でもこの時期五月病なんて言葉があるくらいちょっとしんどい時期なので、ある意味しんどくなるのも当たり前なのかもしれません。

もし小学校でも幼稚園でも初めて行き渋ったときは、まずみんなしんどい時もあるけど頑張って行っていると説得して、少し無理をしても連れ出してみましょう。学校は行くべきところなんだとわかったら多少のしんどさは乗り越えてくれると思います。もちろん行ったとしても、いろいろな意味でしんどさはあるのですから、帰ってきたらいつも以上に話を聞いたりスキンシップをとったりしてください。

一回で収まるようなら大丈夫!少し親を試してみただけ、学校は行かないといけないんだと納得してくれたのでしょう。

毎日ぐずられたら・・・

小学校低学年までの時は、なぜ行きたくないのか尋ねても明確な答えを持っていないことが多いです。いじめられたり喧嘩したりした時は案外自分から言います。でも、何となく行きたくないと思っているときに、理由を聞くと一生懸命親の納得のいく返事を探します。この理由なら休めるとなってしまうと本当のところがわからなくなります。

大人でも何となくとか、ちょっと体の調子が悪いなどで仕事したくないときがありますよね。多くの場合やり始めると体が慣れてきます。なので、まずは登校するように促しましょう。そして、よく子どもを観察してください。行きたくない理由がどこにあるのか、本人は自分でもはっきりわかっていないことが多いのですし、一つだけではないことも多いと思います。周りの大人が先入観なしに観察するのが一番よくわかるはずなのです。

低学年のいき渋りで一番多いのがお母さんと離れるのに不安がある場合です。入学からよく泣いている子がいます。発達段階からするともう母親と離れて外に踏み出す時期なのですが、まだ母親から離れることに不安を覚える子は学校に行くのが不安なので行き渋ったり早く帰りたいのでしんどくなったりします。

環境が変わること、例えば今まで帰ったらお家にお母さんがいたのにお母さんがお仕事で家に誰もいなくなったとか、引っ越しして周りに知っている人がいないとか、お父さんとお母さんが喧嘩をしていてもしかしたらいなくなるかも、なんてことも漠然と不安に思っていたりもします。

自立に必要な心の栄養みたいなものが満たされていないと子どもは自立できません。「とにかく早く自立して!」と子どもの自立を急がせるとかえって自立が遅れることがありますから、小さなお子さんがいる方はめいっぱい今を楽しんで触れ合ってくださいね!そのほうがかえって早く自立してくれます。

不登校になってしまったら、とにかく学校と足並みを合わせて対処することが大事です。原因追及して誰かを責めても治りません。解決するのはなかなか難しいのですが、まずは、いつも以上に家庭では一緒にいてあげることや帰ってきたら一緒に何かをすると約束することなどをおすすめします。また、送り迎えするとか付き添うというのも方法の一つです。学校だけでなく、学校や市町村の教育相談などを利用して、専門家の力も積極的に借りましょう。

お母さん一人で悩まないでくださいね!!

*四国 小便小僧