きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

発達障害ってなに?(その2)

*どんな花火がすきですか?


うちの子は他の子とちがうかも?

発達障害と言っても人によって様々です。学校生活に支障がある子や学校では大丈夫だけど家の中では困る。などまさに人によって違いますし、気にするかしないか周りの環境によっても違います。でも、困ることがあってもサポートさえあれば乗り越えられることがたくさんあるのです。

大事なのは周りの理解とサポートです。そして、なにより保護者の理解が一番大事なのです。これは、発達障害と診断されていてもいなくてもどんな子にも当てはまることです。みんな得意なことも不得意なこともあり性格も違います。同じ能力の子はいないのです。また、どれが良いなんて決められないのです。ただ、すべての子が認めてほしい、褒められたいと思っています。その気持ちに答えてあげることで,その子の能力を伸ばすことができるのですから保護者の役割はとても大事です。

有名な話ですが、トムクルーズ発達障害で文字を読み取ることが苦手だったそうです。でも今では大スター!また、歴史的な偉人や天才と呼ばれる人の多くは発達障害だと考えられます。つまり、発達障害の人は苦手なところも極端ですが、得意なところも極端な人が多いのです。

けれど、以前講演で聞いた話では、犯罪にかかわった人にはかなりの割合で発達障害の人が含まれているのだそうです。つまり、周りの理解で将来が大きく変わる可能性があるということです。

人間は誰でもかかわり方次第で成功者にも犯罪者にもなります。大事なのは、どんな子でもその子自身を肯定的に見てあげることだと思います。

発達障害だけでなく、子育てに困ったら人の助けを借りましょう。市町村では発達相談や子育て相談の窓口がありますし、幼稚園、保育園、学校など窓口になるところは必ずあります。

日々の生活は忙しいですよね。なかなかゆっくり子どもに向き合えないかもしれません。でも、子育てに困ったら、どうしていいかわからなかったら、是非一人で抱えず誰かに相談しましょう。できればいろいろな人に!いっぱい聞いても全部を実行しなくていいので、自分に合う方法を見つけてください。

発達障害の相談はできるだけ早いほうがいいです。その方がいろいろなサポートを受けられて、その子の自尊心を傷つけなくて済むからです。

忙しい中でも子どもをしっかり見て触れ合ってください!

できないところがあって困っているのは子どもですから。そこに気付いてあげてくださいね!