読書感想文の書き方
*沖縄:フクギ並木にいた猫
読書感想文もう書けましたか?
夏休みの宿題の中で多くの子が苦労するのは読書感想文でしょう。本を読むのが好きでも感想文を書くのがイヤな子もけっこういます。私も小中学校時代大嫌いでした。
文章を書くことは作文にしても、感想文にしても、話すことよりかなりハードルが高く、嫌がる子が多いです。慣れていないことと形がわかっていないことが大きな原因ではないかと思われます。
今これを書いている私も、感想文どころか作文も大の苦手でした。書くのに抵抗がなくなったのは、仕事をしてから。いろいろなプリントや書類を作るうちに形がわかってくると文章がまとめられるようになり、あまり書くことに抵抗が無くなりました。
書き慣れるのは大変でも、形に当てはめるのは比較的簡単です。
1,本を選ぶ。
興味の持てる本にしましょう。読書感想文コンクールで賞を狙うなら、自分の体験と重なるような作品がいいです。あまり本に興味がないなら、今年の課題図書もいいかもしれません。書くのが大嫌いなら少しでも興味の持てる本です。短い本でも、原作が漫画・アニメの小説や図鑑などでもOKです。感動があれば書くネタが増えますから。
2, とにかく最後まで読みましょう。できれば2回。
何が書いてあるかがわからないとどう思ったかが書けません。今まで読んだ本の中の好きな本でもいいです。その場合ももう一度読んでみましょう。
大好きな本に巡り合えて本が好きになれたら一生の得です。そんなきっかけになればいいのですが。
3, メモ書きをする。
一番心に残っていること。なぜそこが心に残ったのか。読んでいるときに考えたこと。自分や自分のの生活、過去や未来に関係していることはないか。単語で良いので出してみましょう。
4, それを文章にして形に当てはめていく。
あらすじは書きません!
感想文には形があります。
まず、なぜその本を選んだのか。次に、その本を読んで思ったことや、自分との関わりなどを書いて、最後に今後この本を読んでどうしたいか、自分がどう変わったかで結ぶ。
ざっと言うとこんな感じです。
詳しく書いてある読書感想文の書き方などの本も出ていますので、参考にするのも良いと思います。
低学年の時には一人で書くのは難しいので、会話しながら書くといいですよ。低学年からお手伝いしながら書いていると、高学年には自分だけで書けると思います。ただ、親が代わって書くのはダメです。あくまでも相談相手として横にいてあげてください。
たいていの子どもは面白かったことを話すのはできるのです。(普段から面白かったことなどをいっぱい聞いてあげてくださいね。)それを文章にすることができればいいわけです。
早めに読書感想文を済ませてしまって、本が好きになってたくさんの本を読んでほしいです。