きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

夏休みの宿題 終わりましたか?

もう夏休みも終盤です。

*オクラの花

岩手ではもう二学期が始まったとか。長い夏休みも早いところは一週間、遅いところでも2週間を切りました。

そこで気になるのが生活習慣と宿題の出来でしょうか。

まず、生活習慣!

明日から学校といって直ぐに切り変えるのは難しいので、もし遅寝・遅起きになっていたら今日から切り替えていきましょう。まず、早く寝ることから。これは強制的にでも寝る時間を決めてその時間に寝かせることが大事です。寝られる寝られないは問題ではありません。夜遅くまでゲームをしていると目がさえてしまいますから、とりあえず夜はゲームなどをしないようにしましょう。また、昼間に体を動かすことが大事です。プールなどで体を動かして疲れるとか涼しい朝や夕方に一緒に散歩するなどはどうでしょう。そして、決まった時間に起こす。この時期に活用したいのがラジオ体操です。自治会や子供会の活動で夏休みの終わりごろ、近くの公園に早朝集まってラジオ体操をしているところは多いのではないでしょうか。できれば親子で、無理なら子どもだけでも参加してみたらいかがでしょうか。生活習慣を戻すのに役に立つと思います。

*暑さでぐったりタオルを枕にお昼寝


そして宿題です。

まず、出来ているかどうか確認してください。「できた?」の声掛けは確かめた内に入りません。「できた。」と答えていても実はできていなかったり、忘れていたものがあったりということになりかねません。できれば休みの日に時間をかけて確認してあげましょう。できていたらきちんと褒めてあげることが大事です。夏休みの宿題ができていないと2学期の行き渋りにつながることがあります。

もしまだ終わっていなければ・・・。あと一週間あればまだ間に合います。ドリルは食事の用意をしている横で時々見てあげながらさせます。今まだできていない子は、学習したことを忘れていることが多いので、ついてあげた方が嫌がらずに済ませられると思います。

感想文は短い本を探すか、今まで読んだ本の中で一番好きな本のどんなところが好きか、印象に残っているのはどこかを書くように勧めましょう。最初だけ本が糸口になっていれば、好きなことを書いたらいいのです。

工作や自由研究は時間をかけないで、1日で出来る物を選んで大急ぎで取り組みましょう。最終、出来の良さは二の次で、とにかくやり遂げることが大事です。

教師の立場からはあまりお勧めしないことを書きましたが、大事なのは2学期へのモチベーションです。子どもの性格にもよりますが、宿題ができていないということで怒られたくない→行きたくないとなる子は結構多いのです。それであればとにかく終わらせておけば気持ちよく二学期が始められます。

お子さんの性格をよく知った上で、サポートするか放置するかも考えましょう。

よく、「自分の事だからやらないのなら怒られたら良い。」という意見も聞きます。その通りだと思うのですが、実際、二学期の初めに宿題が終わっていないことによる行き渋りが結構多いのも事実です。宿題が終らなくても2学期が始まることに不安を抱かないで済むのであればそれはそれでいいのですが、宿題が自分の力でやり切れるのかどうか、できてないことを気にするのかしないのかも見たうえで放置するかどうかも決めてください。

また、サポートするのであれば、お子さんが達成感を味わえるようにサポートしてあげてください。

サポートする時に気を付けないといけないのが、夏休みの宿題だけではないのですが、親の方が、良いもの、完璧なものを求めて手を出しすぎる事です。できればいやいやするのではなく、楽しさを感じながら宿題ができるのがベストです。とにかくやり遂げたら褒めてあげてくださいね!

*まだまだ元気なアサガオ

 




 

 

夏休みの宿題(その2)


今日は自由研究などについて

早いもので夏休みが始まってからもう1週間が過ぎました。ドリルの宿題と読書感想文についてはお話ししましたから、残りの宿題について。

学校によって学年によって出される宿題は様々でしょう。PCを使った宿題も出されているのではないでしょうか?PCでのドリルは答え合わせも不要なので子どもたちに任せておけると思います。PCやタブレットを使う宿題は子どもにとって比較的好きなものではないでしょうか。時にはどうするのかを聞いてみるのもいいかもしれません。

夏休み明けの作品展に向けて絵画や書道、工作の宿題もあるかもしれませんね。どんな作品にするのかを考えて、早めに取り組みましょう。紙の大きさや出来上がりのサイズなどが決まっているものが多いので確かめてから興味のあるものに取り組みましょう。中には参加賞のある物もあるので応募してみるといいですよ。

自由研究が宿題になっていたら・・・。何をすれば良いか悩みますよね。自分でやりたいものがある子は良いのですが、ない子ほどどうしようか迷っている間に夏休みが終わりに近づき、大慌てで助けを求められるなんてことも。

何も思いつかなければ、1学期に学習した中で一番興味があったものを深堀りしてみたらどうでしょう。教科書の復習から入ってより詳しく調べていきまとめます。インターネットででも調べられますし、図書館などで調べてもいいのですが、大事なのは丸写ししないこと。自分の言葉でわかったことをまとめることが大事です。特にネットでコピペすると難しい言葉が多くて自分でも読めないなんてことが起こりがちです。

書き方は、読書感想文とよく似ています。

①とりあげた理由

②調べた方法

③調べたことや実験した経過と結果

④そこから自分が思ったこと考えたこと

ちなみに④が一番大事ですが抜けやすいのです。

ネタ探しでは、夏休みの間はテレビなどでも、自由研究に取り上げやすい題材などを特集していたりします。面白そうな実験などに親子で挑戦してみるのもいいかもしれません。先日行った奇石博物館にはメモ帳とペンを持って熱心にメモしている子が!まだ夏休みでなかったけど夏休みの宿題の自由研究をしていたんだと後で気付きました。夏休みの経験からまとめるのもありですね。

 

子どもがいると大変だけどいろいろな事を経験できます。今しかできないことですから嫌がらず大人も楽しみながら自由研究にチャレンジしてみたらどうでしょうか。ちょっとした気分転換になると思いますよ。

読書感想文の書き方

*沖縄:フクギ並木にいた猫


読書感想文もう書けましたか?

夏休みの宿題の中で多くの子が苦労するのは読書感想文でしょう。本を読むのが好きでも感想文を書くのがイヤな子もけっこういます。私も小中学校時代大嫌いでした。

文章を書くことは作文にしても、感想文にしても、話すことよりかなりハードルが高く、嫌がる子が多いです。慣れていないことと形がわかっていないことが大きな原因ではないかと思われます。

今これを書いている私も、感想文どころか作文も大の苦手でした。書くのに抵抗がなくなったのは、仕事をしてから。いろいろなプリントや書類を作るうちに形がわかってくると文章がまとめられるようになり、あまり書くことに抵抗が無くなりました。

書き慣れるのは大変でも、形に当てはめるのは比較的簡単です。

1,本を選ぶ。

 興味の持てる本にしましょう。読書感想文コンクールで賞を狙うなら、自分の体験と重なるような作品がいいです。あまり本に興味がないなら、今年の課題図書もいいかもしれません。書くのが大嫌いなら少しでも興味の持てる本です。短い本でも、原作が漫画・アニメの小説や図鑑などでもOKです。感動があれば書くネタが増えますから。

2, とにかく最後まで読みましょう。できれば2回。

 何が書いてあるかがわからないとどう思ったかが書けません。今まで読んだ本の中の好きな本でもいいです。その場合ももう一度読んでみましょう。

大好きな本に巡り合えて本が好きになれたら一生の得です。そんなきっかけになればいいのですが。

3, メモ書きをする。

 一番心に残っていること。なぜそこが心に残ったのか。読んでいるときに考えたこと。自分や自分のの生活、過去や未来に関係していることはないか。単語で良いので出してみましょう。

4, それを文章にして形に当てはめていく。

あらすじは書きません! 

感想文には形があります。

まず、なぜその本を選んだのか。次に、その本を読んで思ったことや、自分との関わりなどを書いて、最後に今後この本を読んでどうしたいか、自分がどう変わったかで結ぶ。

ざっと言うとこんな感じです。

詳しく書いてある読書感想文の書き方などの本も出ていますので、参考にするのも良いと思います。

低学年の時には一人で書くのは難しいので、会話しながら書くといいですよ。低学年からお手伝いしながら書いていると、高学年には自分だけで書けると思います。ただ、親が代わって書くのはダメです。あくまでも相談相手として横にいてあげてください。

たいていの子どもは面白かったことを話すのはできるのです。(普段から面白かったことなどをいっぱい聞いてあげてくださいね。)それを文章にすることができればいいわけです。

早めに読書感想文を済ませてしまって、本が好きになってたくさんの本を読んでほしいです。

夏休みの宿題(その1)

*睡蓮の花


夏休みが始まりました。

普段いない子どもたちが家にいると何かと大変ですね。大人は仕事という家庭も多いと思います。そうすると昼ご飯のお弁当が必要でしょうか?毎年のことながら大変ですよね!

今朝いつものように子どもたちは早起きしていますか?とにかく生活リズムを乱さないのが上手く夏休みを乗り越える秘訣ですが、今日は宿題について。

お子さんはどんなタイプですか?

子どもに限らず、人にはタイプがあります。なんでも早く済ませるタイプとぎりぎりになってからやるタイプ。ただ、小学校のうちは、とにかく宿題だけは早く済ますように癖付けましょう。宿題が残っていると2学期のスタートでつまずくことが多いです。勉強は宿題だけという子なら余計に早く済ませて、心置きなく遊ばせてあげましょう!

まずは、7月中にドリル類を仕上げましょう。「やった?」と聞くだけはダメです。高学年でも毎日やり終わった分は答え合わせしてあげてください。間違えたところは次の日にやり直しをさせて。答え合わせをしてあげることで子どもがどれくらい理解できているかがわかります。宿題のドリルができないようであれば教えながらでも構いません。少し面倒ですが「わかった」「できる」という気持ちが大事です。教えられない場合は塾でもいいですが、学校の先生は夏休みにも学校に来ている日がありますので、教えてもらうのも一つの手です。ただし、研修、出張、会議、お休みなど来ていない日も多いので必ず、来ている日と時間を確かめましょう。

あと、ドリルより問題になるのが読書感想文や自由研究、工作などですね。学校によって学年によって出されているものが違うと思います。まず、この時期にはいつまでに何をするかの計画を立て、カレンダーなどに書いておきましょう。親も子どもも意識できます。

読書感想文ならどの本を選ぶか、自由研究なら実験するか観察するかで必要な時間が違います。できれば、夏休みが始まる前にやりたいことが決まっていれば良いのですが・・・。遅くても7月中にやることを決めましょう。感想文や自由研究については次回に・・・。

大人でもそうですが、ゆるんでしまうとついダ~ラダラになってしまい、切り替えるのが大変です。1学期終わってすぐの今のうちに宿題をすませる方が、残りの夏休みが心置きなく過ごせますよ。

いよいよ夏休み突入!

美ら海水族館:オキちゃん劇場


成績はどうでしたか?

いよいよ夏休みが始まりますね。終業式で渡された通知表はどうでしたか?一学期間の子どもの成長を感じるためにもしっかり見てあげてください。教師も一生懸命につけています。成績表は学校又は市町村によって形式も評価基準も違います。その学校での通知表の見方は、学校だよりや学年だより又は別のプリントに示されていると思いますので、まず、それを読んでから見てくださいね。

教科の成績に注目してしまい、Aや〇、「よくできる」の数だけで子どもを評価しないでください。教科の成績で気にしてほしいのは、学習内容がわかっていると本人が思っているかどうかです。評価が良い子はだいたいわかっていると思いますが、悪い評価がついているとき、本人が「わからない」と思っているなら夏休みにわかるようにしておかないと、この先勉強嫌いになるかもしれません。意欲や態度の評価が悪い時は本人がなぜそうなったのかわかっているかが大事です。授業中しゃべっていたり、課題を出していなかったり。なぜそうしてしまったのかも聞いてみましょう。自覚がなければ治りませんからね。宿題が難しくてできない場合も本人がしんどいのですから何とかしないといけませんね。夏休みは補習するいい機会です。

ただ、一番大事なのは子どもが一学期に、一つでも頑張ったことがあれば、まず褒めてあげることです。成績が出てから叱っても残念ながら効果はありません。良いところ、頑張った所をまず認めて、悪かったところは叱るのではなく自分で気が付くように仕向けましょう。悪いところを直すのはとても難しいですが、良いところを伸ばすと悪いところも目立たなくなることが多いです。おおらかに成績表を見ましょう。

夏休みで一番大事な事

夏休みが始まりますが、終業式の日から子どもは夏休みモードですよね。夜更かししようとしていませんか?一番大事なのは生活リズムを狂わさないことです。子どもの調子が悪くなる時、生活リズムが乱れていることが多いのです。学校に行く時と同じ時間に起きて、同じように寝るのが一番です。大人には夏休みはないはずですよね。子どもだけ夏休みのリズムにしないようにすれば良いのです。大人も休みの日にはいつものように休日モードにすれば、夏休み明けもしんどくありません。是非子どもに負けないように、いつもの時間に起こしてください!

子育てはだれがするの?

*厄除けシーサー、ミンサー織

子育てはお母さんだけではできません!

日々子育てに追われている皆さんお疲れ様です。

男女平等達成率で日本は116位だというニュースがありました。新型コロナの生活への影響を一番受けているのが母子家庭だとも。

一体子育ては誰がするのでしょう?

今の日本では母親が一番かかわっている家庭が多いでしょう。特に核家族化が進んだ都市部では、ひとり親世帯でなくても、ほぼワンオペの家庭も。

そして、一人で抱え込んでしんどくなっている人も多いように思います。

でも、昔は大家族の中で、村の人みんなで子育てするのが当たり前でした。多くの動物も群れで子育てしています。元来子育てを一人で取り込むのは難しいからではないでしょうか。そう考えるといろいろな人に頼っていいし、さまざまな制度を利用していいのです。

まずは夫婦二人で子育てに関わることで負担は二分の一になり、子どもへの良い影響は2倍になります。

二人よりももっと子どものためを思うならいろいろな施設、制度を利用しましょう。

そうです、頭の中で思っている「自分がいつも子どもとかかわっている方が良い」という考えをまずやめましょう。子どもは多くの人の中で育っていくほうが良い事もたくさんあるのですから。

「収入を得るために仕事をし、保育園に預ける」だけでなく「子どもを預けるために仕事をする」のもありだと思います。

どんな人もずーっと子育てだけしていたら煮詰まります。気分転換できる何かを探してください。人によっては働くのがストレスの人もいるでしょうし、子どもを見ているのが幸せな人もいるでしょう。でも、子育ては自己満足でもいけません。子どもを引きで見てみることも大事です。自治体の子育てイベントに参加するとか、誰かに預けて息抜きするとか、子どもを寝かしつけた後、趣味に走るとか、自分を解放できる時間を作りましょう。自分のためだけではなく、それは子どものためでもあります。

子どもの虐待が後を絶ちませんが、そうならないために子どものことを考えながら自分へのケアも忘れないでください。

また、ひとりが好きな人もいるかもしれませんが、子育てには仲間がいた方がいいです。子どもが通う保育園や幼稚園、学校で積極的に友だち(しんどくない)を作り、できれば一緒に子育てできるといいですね。

苦しむ子育ては子どもにとっても苦しいものです。経済的な豊かさだけでなく、楽しむ子育てで幸せな子どもを育ててください。

家庭菜園 収穫ゾクゾク

どんなものがとれたかな?

早く梅雨が明けたと思っていたら、やっぱり戻り梅雨。でも家から離れたところで家庭菜園をしている身にとっては、ありがたい恵みの雨でもあります。もちろん水なしでは育たないので、タイマーで水やりをしているのですが、トラブルも多々あり、雨に勝るものはありません。

太陽と時折の雨で、6月の中旬よりいろいろな物が収穫できるようになりました。キュウリにミニトマト万願寺とうがらし、ピーマン。オクラはまだ収穫できていませんが、小さなものが一つなっていました。

*初めての収穫

 

*かわいそうな青じそ

ただ・・・。家で育てていた青じそは道路の物も含めて虫に・・・。初めに5枚ほど収穫した後、虫の襲撃を受け無残な姿になってしまいました。それと、ピーマン、確かカラーピーマン?だったかパプリカだったかの苗を買ったと思ったのですが、ふつーのピーマンなのです。もしかして、もっと木に置いておくのでしょうか・・・?

先週一回も行けなくて、昨日久しぶりに行ったら、なんと化け物キュウリが!

普通大きくなりすぎると美味しくないのですが、自分で作ったものは、新鮮で大きくても美味しい!ということは大きくした方が得?!そうなのですが、家庭菜園の困ることは一時に同じものがたくさん採れること。トマトは冷凍しておいて、朝のジュースや煮物に使えますが、キュウリは・・・。あまり大きくなると結局、始末に困ることになってしまいます。あまり大きいものや曲がっているものは人にあげることもできませんしね。そこで、昨日の夕食に化け物キュウリ1本を料理してみました。食べ応えありましたよ~!

*化け物きゅうり全長50cmごえ

*1本のキュウリから

雑草と格闘するのはたいへんだけど、なんか土いじりは体が喜ぶ気がします。

草抜きをしていたら、クマゼミの幼虫を一緒に引っこ抜いてしまったらしく幼虫がアタフタしていました。また土に潜るのかな~と観察していたのですが、目を離したすきにどこかに・・・。死んでなければいいけど・・・。ごめんねー!

*むりやり太陽の下(セミの幼虫)

子どもも自分で育てたものは好きになってくれるので、苦手な野菜などをお家で育ててみたらいかがですか?ミニトマト、オクラ、ゴーヤ、キュウリなどはプランターでも作れます。品種によっては今からでも間に合うものもありますよ。