きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

子育てはだれがするの?

*厄除けシーサー、ミンサー織

子育てはお母さんだけではできません!

日々子育てに追われている皆さんお疲れ様です。

男女平等達成率で日本は116位だというニュースがありました。新型コロナの生活への影響を一番受けているのが母子家庭だとも。

一体子育ては誰がするのでしょう?

今の日本では母親が一番かかわっている家庭が多いでしょう。特に核家族化が進んだ都市部では、ひとり親世帯でなくても、ほぼワンオペの家庭も。

そして、一人で抱え込んでしんどくなっている人も多いように思います。

でも、昔は大家族の中で、村の人みんなで子育てするのが当たり前でした。多くの動物も群れで子育てしています。元来子育てを一人で取り込むのは難しいからではないでしょうか。そう考えるといろいろな人に頼っていいし、さまざまな制度を利用していいのです。

まずは夫婦二人で子育てに関わることで負担は二分の一になり、子どもへの良い影響は2倍になります。

二人よりももっと子どものためを思うならいろいろな施設、制度を利用しましょう。

そうです、頭の中で思っている「自分がいつも子どもとかかわっている方が良い」という考えをまずやめましょう。子どもは多くの人の中で育っていくほうが良い事もたくさんあるのですから。

「収入を得るために仕事をし、保育園に預ける」だけでなく「子どもを預けるために仕事をする」のもありだと思います。

どんな人もずーっと子育てだけしていたら煮詰まります。気分転換できる何かを探してください。人によっては働くのがストレスの人もいるでしょうし、子どもを見ているのが幸せな人もいるでしょう。でも、子育ては自己満足でもいけません。子どもを引きで見てみることも大事です。自治体の子育てイベントに参加するとか、誰かに預けて息抜きするとか、子どもを寝かしつけた後、趣味に走るとか、自分を解放できる時間を作りましょう。自分のためだけではなく、それは子どものためでもあります。

子どもの虐待が後を絶ちませんが、そうならないために子どものことを考えながら自分へのケアも忘れないでください。

また、ひとりが好きな人もいるかもしれませんが、子育てには仲間がいた方がいいです。子どもが通う保育園や幼稚園、学校で積極的に友だち(しんどくない)を作り、できれば一緒に子育てできるといいですね。

苦しむ子育ては子どもにとっても苦しいものです。経済的な豊かさだけでなく、楽しむ子育てで幸せな子どもを育ててください。