きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

習い事いくつしていますか?

*ローウェル天文台(USA)


楽しく習い事に行っていますか?

習い事と言ってもいろいろありますよね。ピアノ、体操、サッカー、野球、絵画、書道など数えだしたらきりがありません。教室で子どもたちに尋ねると、どこの学校でも習い事なしの子がほとんどいないくらい何かを習っています。学校により違いはありますが、2~3つが一番多く、中には毎日何かの習い事がある子もいます。

共働きの家庭が増えて、家に子どもだけでいる時間を少なくするために習い事に行っている子も多いようです。家計の支出も大変ですね。

子どもにどんな習い事をさせたらいいでしょうか?

基本的には子どものやりたいものと予算、家庭の条件(習い事への送り迎えなど)の合うものであればどれでもいいと思います。もちろん将来役に立つものであればいいのでしょうがそこはあまり期待しないほうがいいでしょう。子どもが大きくなってから聞いてみるとたいていの人はお金の無駄だったと答えますから・・・。

大事なのは無理強いをしないことと子どものやる気を見極めることです。

私は小学2年の時ヤマハ音楽教室に通わせてもらいました。実はレッスンバッグが欲しくてお願いしたのです。うちはそれほど裕福ではなかったのですが、両親は無理をして習わせてくれただけでなくオルガンまで買ってくれました。私は嬉しくて練習に励んだかというと、残念ながらいやいや1年通い、3年途中で引っ越すことになったので喜んでやめてしまいました。練習するのが嫌いで練習しないで行くとできない!当たり前なのですが、それが嫌でオルガンを好きになれなかったのです。3年から始めた習字は家で練習しなくて良かったので中学3年まで続きました。あまり上手くならなかったですが。

そこで自分の子にはやりたいというものはなぜやりたいか聞いてからさせていました。1年は続けることだけ約束して。その後はやる気がなさそうであれば辞めさせました。一度やり始めたらずっと続けないといけないという意見も聞きますが、やる気のないものにお金を払っているより、別のものに興味を持って始めるほうがいいのではないかと思います。お金がもったいないですからね。まあ、習い事のほとんどはあまり役にたたないことなので、無駄なお金と言えばそうなのでしょうが、親としてはもしかしたら何か才能が隠れているかもしれないと思いますよね。ただ、いやいや通っているのはあまりにもったいないと思います。

子どもは親の期待を感じていますから自分から辞めたいとは言わないことが多いですし、やらないので叱る時に「やめなさい」と言っても「やります」と言うことが多いです。よく見極めてやる気がなければ、きちんとやめさせてあげるのも親の役割ではないかと思います。