きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

入学式はいかがでしたか?明日は始業式。

f:id:kinusaya5:20220407134650j:plain


春うららな桜の下、新しい洋服、ランドセルで写真を撮っている家族をたくさん見かけました。今日が入学式の学校が多かったのですね。

入学式は市町村によって多少違いがありますが、小学校は大阪では7日が多いようです。そして、8日が始業式というところがほとんどでしょう。

明日は始業式です。

新学期に期待している子が多い中、休みが終わって学校に行くのが不安な子もいるでしょう。

「勉強はきらいだけど友達と遊べるからうれしい!」が一番多いかな?!

子どもたちの本音でしょうね。

でも、1年生は・・・

「早く勉強したい。」と思っている子が多いのです。昔はほぼ100%そうでした。

なので、1年の最初の1週間は、プリントの出し方配り方から始まり、物の置き場所を決めたり、トイレの使い方を学習したり、遊具の使い方・・・ほとんど子どもたちが考えている足し算などの机に座って本やノートを使う学習がないので、早く勉強したいと言いに来ていました。

今でも、多くの子が足し算やひらがなをすぐにでも勉強したいと思っています。ただ、気になるのは、最近そう思っている子が少し減ってきているように思います。中にはまだ始まっていないのに、「勉強きらい。」なんて言う子もいます。

新しいことが始まるのってドキドキわくわくのはずなのに、なぜか始まる前から嫌いになるの?嫌いなことができるようになるはずがありませんから当然結果も・・・。ますます嫌いになるなんて子も見かけます。

 

子どもに限らず「自分が得意なものは好き。できないものは嫌い。」ということがよくありますよね。勉強もできる子はほとんど、好きでなくても嫌いではないです。やはり、自分ができないと嫌いになる傾向が大きいです。

小学校に入る前から苦手と思うなんて、どこで苦手意識を持つのでしょう?今は幼稚園や保育園でもひらがなは教えているところが多いようです。その時でしょうか?

学校では、1年生の1学期にひらがな、2学期になるとカタカナと漢字を学習します。結構なスピードです。この時初めて学習するのでは、しんどいかもしれません。でも、成長の時期がぴったりあっていたら、本当にスポンジのように吸収していきます。

子どもの発達は個人差がかなりあります。2年生くらいまでは生れ月によってもかなり違います。ですから、あせらなくても大丈夫です。一番こまるのは、文字が書けないとか読めないとか他の子と比べてダメ出しすることです。できなくても「頑張ってるね」「ここはできている」といい所見つけをして、「できない」と思わせないことです。

ただ、「言語感覚はできれば早いうちに身につけさせたほうがいいのでは。」と私は思っています。つまり、読むや話すなど日常とよりつながった部分は小学校に上がる前から鍛えておいたほうがいいのです。

まだ、学齢期でない子どもがいる方は、ぜひ多くの言葉を投げかけ、絵本を読み聞かせてあげてください。言語感覚を磨いておけば小学校の学習でほぼ苦労することはないと思います。

もう遅い!と思った方。まだ大丈夫。今からでも遅くない。もちろん、2年生以上でも。

自分も楽しむつもりで、毎日絵本でも物語でもなんでもいいので読み聞かせしましょう。時間がなくてもホンの10分。自分も休憩するつもりでしてみませんか?子どもだけでなく自分にもゆとりができるかも。

時間に振り回されるのではなく、時間は作るものです!まず、やってみませんか?