きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

「子どもの健やかな成長は家庭なくしてはない!」

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なぜブログをはじめたのか?

今朝の朝日新聞にヤングケアラーの記事がありました。その中にひとり親家庭でお母さんがうつ病、10歳のころから実質的にお母さんを支えていた人の話が載っていました。

 

私は40年小学校教師をしていました。実際、お家の方の面倒を見るための不登校が疑われるケースも学校によってはかなりあるという感覚がありました。

また、多くの子ども、お母さん、お父さんとかかわり、そこで感じたのは、「子どもの健やかな成長は家庭なくしてはない!」ということです。特に一番かかわりの深い人(多くはお母さん)の影響を一番受けます。つまり家庭の在り方、お家の人の精神状態は即子どもの生活すべてに影響します。

後半の教師生活では担任を離れていましたので、直接保護者の方とかかわることがなく少しさみしかったです。担任していた時もお家の方の相談に乗るのは本来学校の仕事ではないので、なかなかアドバイスすることもできませんでした。

今、子育て真っ最中の方に、少しでもお役に立つ方法はないかと考えたのが、ブログというツールです。面と向かってアドバイスされてもすべて従えるわけでもないし、子育てなんて十人十色なのですから、「いいかも」と思ったアドバイスだけを試す。「この考え方合ってる。」と思うところだけ心に留めておく。ちょっとアレンジして自分流にする。など少しでも役立ててもらえたらうれしいかなと思っています。

これが正しいとか、これが一番なんてないんです。もし、自分にあったもの、気が楽になる方法があったら取り入れたり、試してみたりしてください。合わなくても責任はとれませんが、今までの経験からいろいろな方法は提示できます。気楽につきあってください。

子育てって楽しいけど、大変ですよね。一人前になるまで責任あるし。でも、自分が体を壊したら元も子もないです。子どもに負担をかけます。ですから、できるだけ、自分のことも大切にストレスをためないようにしてください。どうすれば?

「自分が楽しくなければ家族みんな楽しくない。」

と心に言い聞かせてください。無理をしてイライラしていたらつい怒ってばかり。子どもも楽しくないでしょう。それなら「ごめん。休憩!」と宣言して30分でも自分の好きなことして気分を入れ替えたほうが効率があがるし、人に当たらなくて済みます。そして、もっといいことは、子どもに気分を変える方法を教えることができるのです。気分を切り替える方法を教えるのも大事な教育。大人もたいへんなことを教えるのも教育だと思います。

ヤングケアラーにしてはいけませんが、家族の一員として一人前に扱うのは大事なことです。子どもの人権を尊重することで、子どもの自尊心は高まります。

子育て中の皆さん!子育てを楽しんでください!しんどいことも工夫と笑顔で乗り切ってください。その応援が少しでもできたらと思っています。