きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

スーパーで見かけた光景


子どもがスーパーでぐずったら・・・困りますよね!

小さい子を連れてスーパーでお買い物。よく見る光景ですよね。

子どもが走り回っているのに親が注意しなくて、周りの人が顔をしかめている。反対にすごく大きな声でお母さんが叱っていると思ったら、そこ 叱るところ?自分が腹立つだけじゃないのと思うことも。

スーパーなど人目があるところで親としてどんな行動をとったらいいのか?難しいですよね。

とりあえず、感情にまかせて叱るのはほぼ効果がないだけでなく、ただ大人の顔色を見て行動するようになってしまうのでおすすめしません。やってほしくないことをやめさせることができるかどうかは子どもとの知恵比べです。感情に走ったら負けです!

先日スーパーで買い物をしていたら、三才くらいの女の子とおなかの大きなお母さんが買い物をエコバックに詰めていました。詰め終わると女の子がそのエコバックを自分が持つと言い出したのです・・・。

あなたならどうしますか?大変だな、下手をすると拗ねてしまうかな。私なら「ちょっと無理だからまた今度ね。」とか「重たいから無理だよ。」などと言うかなと思って隣で買い物を詰めながらどきどきして見ていました。そのお母さんは優しい声で「ありがとう。でも、今からお菓子を見に行くんでしょう、その後で持ったほうがいいんじゃないの?」と言いました。女の子は上機嫌でうなずいてそのまま行ってしまいました。私は、思わず「うまい!」と拍手しそうになりました。ほんの少し目先をかえてあげるだけで叱らなくて済むのです。お菓子を買ってあげるから(物で釣る)ではなく、探すために手を開けておくほうがいいよという発想!おまけに持ってあげようということに対しての「ありがとう。」の感謝!手伝うのが好きな子になるだろうなと思いました。そして、大きくなって小学校に上がってきたこの子がどんな子に育っているか見たいなと思いました。

 

子どもを叱っても自分の思う通りの行動をとってくれません。どちらかというと反対の行動をとることが多いです。(体罰で言うことをきかしていると親の前では思う通り動いているように見えて目の届かないところで悪いことをしたり暴力をふるたりすることになるので注意!)

知恵をしぼって、うまく目先をかえたりきちんと説明したりして、いつでも正しい行動がとれるように導いてあげてほしいです。やっぱりどの子も叱られるより褒められるほうが気持ちいいですし、そのいい気持が望ましい行動を推し進めていく原動力になるのです。

*水牛車(由布島