きぬさや教育塾

小学校での教員生活の経験を生かし子育てを応援します。

学校にどんな服を着て行ってますか?

ちぎり絵あじさい」


その服 学校では不便では?

小学校で制服や標準服のところは、着ていくものが決まっているから考えることはないのですが、私服の場合どんな服が良いのでしょう。

もちろん、自由なわけですから、どんな服でも良いわけですが、ちょっと不便な服はあります。

1,ロングスカートのように動きにくいもの

 休み時間や外での活動など子どもが動くことを考えると不便です。

2,洗濯しにくい服

 今の子どもたちは結構清潔さに敏感です。毎日洗濯が前提で服選びをしてください。

3,高級な服

 とにかく学校は汚れますし、ひっかけたりしてやぶれることも。

 ダメになっても惜しくない服が一番。

4,ポケットのない服

 ティッシュはカバンや机の中でもいいのですが、ハンカチは絶対いつも持っていてほしいので、ハンカチの入るポケットのある服がいいです。

 

今は、服が安く買えるお店も多いし、デザインも豊富です。お金をかけずに気に入ったものを着させてあげたら良いのですが、やはり、動きやすさとポケットは必須です。購入時の確認を。

中にはおなかが出ているような服を着ている子がいましたが、登下校などに不審者がいるかもしれないので、犯罪に巻き込まれないような配慮も必要かもしれません。

低学年でよくあるのが、冬に厚着の子。子どもは大人より一枚少なめが目安です。

これから暑くなり汗をたっぷりかくシーズンです。特に汗かきの子は外で遊んでくるとTシャツがびちょびちょなんてことも。教室にエアコンがあるところが多くなってきましたので、授業中に汗が冷えて・・・なんてことも。子どもと相談して着替えのTシャツを持っていくのもいいかもしれません。

暑い寒いが自分で調節できるようにすることは大切なことです。人によって快適な温度は違いますし、エアコンの効いた部屋は場所によってかなり温度にばらつきがあります。学校のルール(持って行っていい物なのか)を守りつつ自分で調節できるようにしてあげてください。

高学年になったら、前日に自分で服を選んで用意できるようにしたいものです。もちろん確認はしてあげてくださいね。

 

スマホ大丈夫?

*クラゲ

google検索なぜタダで使えるの?

6/16日付けの朝日新聞の一面にとても怖い記事が載っていました。私たちがいつも使っているスマホ。そして、便利に使っているグーグルやフェイスブックによって我々のデータが取られていると。

実際にグーグルやツイッターフェイスブックなどのサービスを、私たちはほぼタダで使っています。その代わりに横に広告が入っているのですが、その広告もテレビと違い、見る人によって違う広告が出されていますよね。つまり、個人情報を切り売りしてサービスを受けているわけです。決してタダではなかったのです。

先日メダカを購入するために検索したら、それ以来ずーとメダカの広告が出ています。そんなにメダカ要らないけどと、ついつい突っ込みを入れてしまいます。そんな経験ありませんか?

つまり、スマホを使っている時点で位置情報とか検索したものによる個人の嗜好などなどが瞬時に送られているのです。ある意味怖いですよね!知らない間にわからないところで行われている分恐ろしい!

最近のiPhoneのコマーシャル。自分のデータが勝手に紐づけされるのを防げる機能があるのが売りだそうです。それって安心かもと思いました。私はアンドロイド端末なので替えるのもありかと思ったり。(デジタル音痴の私には高いハードルですが。)これからはどの端末でもデータの紐づけをするかしないかを持ち主が選べるようになってほしいものです。(そうなると料金がかかる?なんてこともあるかも)

こんな時代ですから、子どもたちにとっても情報を得ること、情報を管理すること、情報を利用することが大事になってきます。それは学校だけで身に付くことではありません。

例えば、自分の使っているアプリがどのように運営されているか。お金が要らないのはなぜか、また、課金するとはどういうことなのか。実際、大人より子どものほうがやり方は良く知っています。けれども、リスクを分かっているかは疑問です。また、怖いものだから使わないということでも、世の中のデジタル化の流れは止まらないでしょうから、子どものためになりません。

世の中の急速なデジタル化は大人も子どももスタートは同じだったのです。大人が長く生きている分よく知っているわけではありません。大人も最新の正しい情報を受け入れ、それを子どもと同じ目線で話し合っていくしかないと思います。大人が優れているのは隠れたリスクをリスクとして認識できる能力だと思うのです。

リスクかもと思うことがあったら、すぐに子どもとも情報を共有し、話し合うことが大事だと思います。

春キャベツを収穫しました


レースの葉っぱの中の小さな玉

キャベツを収穫しました!3年生の理科でモンシロチョウの学習するために2月に種をまいて、3月末に学校に持って行った残りを、畑の空いているところに植えていたのです。あれから2か月半そろそろ夏野菜を植えないといけないので収穫しました。

とは言ってもこの時期のキャベツは本当にモンシロチョウのエサ!植え替えたと思ったら、イエ、植え替えるために置いてある時から、どこからともなくモンシロチョウが現れて狙っていました。見るたびに葉っぱはレースのよう。ところがキャベツもたくましい!真ん中のあたりで玉を作ろうとするのです。2か月半の攻防で収穫できたのは10株植えた中の7個。まるで芽キャベツのようなキャベツもありましたが、中には直径10㎝ほどのものも。持ち帰り食べることにしました。

さっそく、小さいのばかり4つをミネストローネの中に半分か四つ切にして入れて食べました。もちろん青虫さんがいないかよく見てしっかり洗いました。なにせ収穫の時、青虫の糞がごっそり葉っぱの根元にたまっていましたから!

お味は?good!やわらかくてとても甘かったです。青虫さんたちが喜んで食べるのもわかります。けれどレースのようになりながら枯れたものは一つもなく、そのまま置いておけば花が咲きタネができたのだろうと思うとキャベツもなかなかしぶとい!その生命力は見習わなくてはならないと思いました。

最近、もう一つ不思議なことが・・・。

シャコバサボテンの鉢からなにか芽が!あまり触っていない、棚の上にあるシャコバサボテンの小さな鉢から植えた覚えのない芽が元気に顔をだしました!?あまりに元気なので放置していたら本葉が顔を出し、どうやらウリ科の植物らしい。とすると先日種まきして苗を作っていたキュウリか?そんなところにタネが紛れ込むはずないのに?不思議ですが興味があるのでそのままにしておこうかと思います。シャコバサボテンには少しかわいそうですが。また、報告します。

*収穫したキャベツ

*シャコバサボテンの鉢から芽が・・・

 

新聞の購読のすすめ

チンアナゴ


新聞とってますか?

20年前ならば、古新聞を持ってきましょうと言ったらほとんどの子が持ってくることができました。今は・・・。私は現役時代の終わりごろには、自分で全員の分を用意していました。多くの子が家にないので困る子が多いのです。

これを考えても新聞を定期購読している家がどんどん減ってきているのがわかります。新聞をとっていても、読むひまがない。見てもテレビ欄だけ。テレビ欄だけならテレビ番組が載っている雑誌を買えば済むのではないか。月に4000円以上も払うのはもったいないと思っている人も多いでしょう。

新聞ってすごい情報量だと思いませんか?隅から隅まで入れれば、薄い単行本1冊くらいにはなりそうです。それを毎日朝夕届けてくれて4400円というのは案外安いと私は感じるのです。ただ、私も現役時代思っていました。読みたくても読む時間がない。ほぼ捨てているようなものだ。これはもったいないのでは・・・。でも、私は職業柄、古新聞も必要ですし、どうしても読まないといけない記事もあったりするのでやめませんでした。

では、教師でなかったらどうだったか?やっぱり辞めなかったでしょう。一つには子どものために。少し大きくなると子どもでも読めますし、調べ学習にも使えます。大学受験などには新聞を読んでいることで有利になることもあります。あるだけで文字文化の香りを感じられます。

そして、これからの世の中で大事なことはネットと違い、新聞にはある程度精査された情報が載っているということです。ネットの情報が怖いのは間違った情報が多いこと、そして偏った情報が多い事です。何かを検索するとそれに関係する情報ばかり出てきます。よく仕組みを理解していないと、「自分の今見ている情報は、世の中の人もみんな見ている」という錯覚に陥ってしまいます。それは怖い事です。

新聞はトップ記事の見出しだけ見ても、今日の世の中のことが垣間見えます。現役の時、私は見出しだけを見ていました。本当に時間のない時には一面のトップニュースの見出しだけ、少し時間があれば三面の見出しも。もちろん一番見ていたのはテレビ欄ですが。本当に面白そうな記事は切り抜いて置いておく。そんな大人の姿勢も大事かもしれません。

テレビですら視聴しない人が増えてくるとますます新聞は必要ないと思う人が増えるかもしれませんが、偏りを少なくして社会を見るためにも、その見方を子どもたちに教えるためにも、ゆとりがあれば新聞の購読をおすすめします。

同じように育てたはずなのに

*初物のキュウリと万願寺とうがらし


下の子って得?

大阪南部の田んぼに水が入りもうすぐ田植え、そしてこの辺りが田植えをし始めると梅雨がやってきます。早いところでは5月初めに田植えをするのですから、同じ近畿地方でも一か月も田植えの時期が違うのです。同じ稲なのにこんなに違うのかと不思議に思います。

先日子どもと話していて、4月生まれの次女が、「4月生まれは本当に得だと思う。小学校入学の時、ほぼ1年下の子と同じなんて、やっぱりできることが違うと思う。小さい頃からできる子と言われていたら何となく自分もできるような気がする。」と私たちが頼んだ調べ物をスマホで検索しながら話していました。

そういえば、上の子を見て育つ下の子は、上の子より何をさせても早くできる子が多いです。下の子は自分が年下なんて思っていない。上の子と同じことができると思っているのです。たとえば、九九。上の子が苦労している横で、自分も一緒になってやっているので自分が2年生になったときにはほぼ覚えていることが多いです。するとよくできると褒められるわけです。

私は教師をしていてそういうことをよく見ていたのであまり下褒めるを褒めませんでした。褒める代わりに「あなたがこれだけ楽なのはお姉ちゃんが苦労して道を切り開いてくれているからだ。」と姉のいるところで言い聞かせていました。大きくなって「お母さんに褒められたことがない。」と言われましたが、それでもきっとクラスの子の中では先が読める分できるのが早く、それは自尊心の形成に役立ったのでしょう。

生まれ月によっても、上の子・下の子によっても子どもの育ちは違います。生まれつきの性格も違いますし、いろいろ違って当たり前なのですから、子どもは比べてはいけないのです。

また、親子といえども相性もあります。ただ、大人として親として、それぞれのいいところを認めてあげて兄弟姉妹が仲良くできるように全員をその子なりに尊重してあげてくださいね。

もちろんそんなことはわかっていますよね。でも、忙しい時、疲れた時につい要らない一言。イライラした時こそ要注意です。

青じそを育ててみたら・・・

*頑張っている青じそ


なかなか上手くいかないものですね園芸も子育ても

家庭菜園というほどではないのですが、自宅で食べるのに便利なように、ネギを小さなプランターに植えています。2年半になるのですが、以前は実家の父が作ってくれていたプランターを持って帰って来ていました。ただ、うちに置いておくと虫がついて・・・。長い間あきらめていたのですが、少し暇もできてきたので、種から育ててみました。するとなんと育つじゃないですか!味を占めて半年後プランターを増やしました。今では小さなプランターが3つ。春になるとネギ坊主が出てきて固くなるのですが、早いうちにネギ坊主をつんでおくとなんと1年中茂っています。冬は育つスピードが遅いので買ってきますが、後のシーズンは大体自前のネギでみそ汁の薬味が賄えています。

この成功に気をよくして、夏の薬味にチョットほしい青じそを育てようともくろみました。

1年目、種を買ってきて蒔きましたが発芽せず。出た~!と思ったら雑草・・・?

2年目、今度は雑草と間違えないように、プランター、土、種子のセットを買ってチャレンジ。何度か種をまいて発芽したのは1本だけ。それも短くて葉っぱが少ない。そのままほって置いたら花が咲いていましたが、そのまま目立たないところにプランターをなおしてしまいました。

先日なんとそのプランターから1本の青じそが!それだけじゃない。他の花の植木鉢から伸びてきた青じそ!!そして一番の驚きは歩道とコンクリートの境目に目を出して育っているのは青じそじゃないですか!!!

「なんでやねん!」

育ちやすいように肥料入れてふかふかにしているプランターではあまり育たないのに、世話も何もしていないのにこんなところでは育つんか~い?!

世の中とはこんなものなのかもと思った事件でした。世の中そううまくはいかないんですよね。こちらの思惑通りにいかないところなんて、ちょっと子育てと似てるなと思いました。

ちなみに実家の畑に植えた春キャベツ。青虫の猛攻にさらされながら少しずつ大きくなり、いっちょ前に中から巻き始めています。これからはナメクジの攻撃が始まると思います。収穫できるかな?

*他の植木鉢で元気な青じそ

*レースのようなキャベツと青虫

中学受験について

道後温泉坊っちゃん列車


中学受験を考えている人に

中学校までは義務教育ですから、中学校から私立に行くというのは多くの費用がかかります。それでも中学受験をするのはなぜでしょう?

今まで多くの子どもたちが中学受験をするのを見てきました。理由として挙げられるのは、

・高校受験をしなくてよいから。

   サッカーを頑張りたいから中学3年生でクラブをやめたくない

   中高一貫でカリキュラムを組まれているので大学受験に有利  など

・大学までストレートで行けるので、一度の受験ですむから。

・行きたい高校・大学に入るには、中学で受験するほうが楽だから。

・好きなクラブがあり、そのクラブに入りたい。

・親や兄弟が行った学校が良かった。

・地元の中学校が自分に合わない。

など様々でした。

そして、本人が行きたい場合と親が行かせたい場合があるようでした。

中学受験は周りの子どもたちはしない中で、頑張らないといけないので、ある意味大変です。全員が何かしらの決断を迫られる高校受験とは違います。なので、特に自分が行きたいという意思が大事になってくると思います。ですから親がいくら行かせたいと思っていても本人に行く気がなければ難しいでしょう。

もう一つ高校受験と違うのは、失敗しても行くところがあるということです。最終的には公立の中学校に無条件で行けるのですから安心なのですが、受験に失敗したという挫折感を持って地元中学に進学し、何となくうまくいかなかった子もいました。また、地元に通うという道があっても受験に失敗したことが恥ずかしくて、希望ではない中学に進学した子もいました。

中学受験で大事なことは、親先行にならないということです。自分なりの目標をもって受験勉強できるというのが大事です。もちろん、小さい時からの意識づけという点で、親の意思が全然ないなんてことはごくまれだとは思いますが、いつまでも親がさせているようではしんどいと思います。

もう一つは、失敗したときのことも考えておくことです。行きたい学校に失敗したらどうするのか。何校も受けて絶対私立に行くのか。地元の公立に行くのか。考えたうえで覚悟を決めて受験すれば、もしもの場合に進学した中学校でも頑張れると思います。

少数ですが、行ってみたら合わなくて地元に帰ってきたとか、校風に合わなくて辞めさせられて戻ってきたという子もいました。

そんなことが無いように、校風や学力が子どもに合っているのか、見学などもして通学時間も考え、受験する学校を決めてください。

受験をする、しないは家族の生活に関わってくることです。時間的にも費用的にも。するのであれば、それがこれからの本人の人生に有意義になるように、家族みんなで考えて協力してあげてください。決して中学受験する子が「えらい」のでも、「特別」なのでもないということも忘れないでくださいね。